民泊代行3社

私が、民泊代行を依頼した業者は3社あります
東京の民泊代行業者A社、福岡の民泊代行業者B社、札幌の民泊代行業者T社の3社となり、その特徴と代行の依頼形態によって違いがあるので投資家からの視点でまとめました
民泊代行業者3社 特徴
東京の民泊代行 A社
民泊の法律が整備される前から民泊を行っていて運用物件が1000物件を超えていた時期もあり経験豊富、人員の増減が激しい
A社のオフィスには何度か伺いました

狭いスペースにスタッフさんが多くて酸欠にならないかな?
それくらい人が多かったです

物件の許可申請について詳しく進捗状況をA社のオフィスで打合せをした翌日にA社より電話がありました

物件の許可申請についてどのようになっているか教えて下さい

え~ その件については昨日の打合せで直接話をしたのですが・・・
色々な打合せをA社とはしたのですが、打合せするスタッフが同じ人ではなかったりして伝わっていない事も多々ありました
福岡の民泊代行 B社
民泊新法が施行されてから立ち上ったベンチャー企業、運用物件が少なく民泊運用の経験不足で業務の進め方が粗い、人員が少ない
B社はA社のようにスタッフが多くなく、意思の疎通で問題を感じることはありませんでした
起業して間もない会社だからなのか少ないスタッフが幅広い業務をしなければならずミスが多くてとても困りました
その1つに宿泊日数の報告がありました

知らない番号から掛かってきた?
なんだろう?

県の民泊担当です
宿泊日数の報告がされていないので速やかに報告してください

そうなんですか?
すみません
報告するように連絡いたします

宿泊日数の報告は住宅宿泊事業者が行わなければなりません
minkoさんが事業者ですよね
minkoさんが報告しなければいけませんよ

すみません
宿泊者の情報の共有がされてなく民泊代行の方で報告すると言われていたので本当に分からないのです
B社ではこのような宿泊日数の報告のミスが何度もあり非常に困った事態になりました
宿泊日数のミスのみならずB社の連絡ミスで宿泊者が民泊のお部屋を使用できずに車中泊をするという事態も発生しました
札幌の民泊代行 T社
札幌を中心として民泊代行を行い、東京と大阪にも進出していたが2021年2月に破産
民泊ゲストの評価が非常に高く、高いレビューが高単価と高収益を実現していた
民泊に起こりやすいトラブルも皆無であった
T社は札幌でのノウハウを活かし東京に進出していました
札幌で民泊の運営をしていた社員が東京に数名出て来ていて、民泊の許可申請、リフォームからインテリアのセットアップまでフルサポートをしていました
T社は旅行会社でもあり、コロナ禍でも何とか頑張ろうと「泊飲み」というプランを東京でやろうという事になりました
泊飲みについて書いた記事があるので詳しくはこちらの記事を読んで下さい

泊飲みプランのプレゼンありがとうございます
良い店があるので泊飲みプランでコラボしたいと連絡しました

ありがとうございます‼
何とかスケジュールを都合して私もお店の方との打合せに参加します!
私が民泊物件の近くで見つけた良いお店とは 源気丸 駒込店 です
源気丸について書いた記事があるので源気丸についてはこちらの記事を読んで下さい
私の民泊物件には物件の担当者が付いていて担当者と私の2人でお店に伺う予定でしたが、打合せには物件の担当者、マネージャーと私の3人で伺いました
マネージャーさんが積極的に動いて下さったのでお店の方とも良い関係を築く第一歩を踏み出せました
とても心強く思い感謝しました
T社の東京のエリアマネージャーさんに運営上の事は何でも相談でき対応も良かったので安心して運営を任せる事ができました
ただ、東京ではT社の民泊物件が少なかったので対応が行き届いていたのかもしれないと思うことはありました
民泊 依頼形態の違い

依頼形態の違いはA社とB社は似ていますが、T社は他の2社とは大きく違います
図で分かりやすくまとめました
▶ 民泊代行 A社

A社のケースでは民泊投資をする投資家は住宅宿泊事業者として賃貸物件の民泊許可申請や宿泊実績などを報告しなくてはならない
住宅宿泊事業者が民泊の届出などをしなくてはならないのですが、届出などは民泊代行会社が丸抱えでサポートすることが多い
民泊代行会社のサポートが受けられない地域などは投資家が民泊に詳しい行政書士さんを探して許可申請を行う
民泊代行A社の大きな特徴はお金の流れがB社とT社では大きく違いました!
民泊代行A社のお金の流れ
宿泊者
▼
民泊サイト
▼
投資家の口座へ入金
▼
民泊代行会社へ手数料を振込
民泊サイトのアカウントは投資家の名義となっていました
宿泊者から民泊サイトへ支払われた宿泊費は投資家の口座に民泊サイトから全て振込まれました
民泊代行A社から毎月請求書が届き投資家から民泊代行A社に振込をしていました
民泊サイトについては『【民泊】minpakuとは?』に書いています
参考にして下さい
民泊代行A社は投資家からの振込が無い場合の担保として民泊の集客運営の停止
民泊サイトのパスワードは代行A社が管理していたので投資家はアクセスできませんでした

投資家にとっては宿泊費が非常に明確で間違えのないお金の流れなのでこの点についてはA社は非常に優れていると思います
▶ 民泊代行 B社

B社のケースは民泊投資をする投資家は住宅宿泊事業者となっているので、宿泊日数の報告は本来なら投資家が行わなければならない
宿泊日数の報告をしたいので宿泊日数の情報の提供を申し出たが、B社で宿泊日数の報告を行うので情報の提供はしない事となった
民泊代行B社は請求書もいい加減で間違えが多くとても困りました
民泊代行B社のお金の流れ
宿泊者
▼
民泊サイト
▼
民泊代行B社口座
▼
B社から投資家へ振込
B社でもA社と同様に民泊サイトのアカウントは投資家の名義となっていました
しかし、宿泊者から民泊サイトへ支払われた宿泊費は民泊代行B社の口座に民泊サイトから全て振込まれました
民泊代行B社からB社の手数料を除いた金額を投資家の口座へ毎月振込まれました
民泊代行B社は何度も宿泊費の明細を間違えていたのでチェック作業が大変でした
信頼できない状況が続いたので民泊サイトのパスワードを共有して随時チェックする事にしました

民泊サイトでのB社とゲストのやり取りもあまり良いものではなくて・・・
特にタブレットでのチェックインのゲスト対応は見ていて非常に残念でした
▶ 民泊代行 T社

A社、B社で民泊を行っていたときは賃貸物件でしたが、T社に民泊代行を依頼したときは、所有物件で民泊を行っていました
残念ながらT社は破産してしまいましたが、私はA社、B社の場合とは違って宿泊事業者となっていないので行政への手続きはありませんでした
民泊代行T社のお金の流れ
宿泊者
▼
民泊サイト
▼
民泊代行T社口座
▼
T社から投資家へ振込
T社は民泊サイトのアカウントがT社の名義となっていました
T社のアカウントは民泊サイトAirbnbでスーパーホストの地位を維持し続けていました
スーパーホストでの集客力を活かして素早く収益を上げる戦略を取っていてA社やB社とは異なっていました
宿泊者から民泊サイトへ支払われた宿泊費は民泊代行T社の口座に民泊サイトから全て振込まれました
民泊代行T社からT社の手数料を除いた金額を投資家の口座へ振込をしていました
このお金の流れはB社と同様です
残念ながら新型コロナウイルスの影響で収益を上げることが殆どできませんでしたが投資として民泊を行うならT社が最も優れていると感じています
民泊 依頼形態のまとめ

民泊の実績 | 運用ノウハウ | 宿泊日数の報告 | 総合評価 | |
---|---|---|---|---|
A社 | ★★★ | ★★ | ★ | ★★ |
B社 | ★ | ★ | ★★ | ★ |
T社 | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
- A社のケースが民泊投資ではオーソドックスな依頼形態です
民泊新法で民泊を行う場合はほぼA社のケースのようになります
- B社では投資家に配慮して宿泊日数の報告をしてくれていましたが、本来は住宅宿泊事業者(投資家)に報告の義務があるので問題があります
- 投資家としては、住宅宿泊事業者になるよりはT社のケースのように全てをお任せするほうが負担が少なくてとてもに楽です